ジョン・ケージの「我々はキノコの新鮮さを食べるのだ」という言葉をよく思い出すのですが、それこそレモンはその新鮮さこそをいただくものじゃないかと思います。同時に不思議と懐かしみを感じるものでもあって、おもしろいモチーフだしテーマだなと。
そんなことを思いながら、とにかくまずは「ころりとレモンが乗っかったらきれいな色」を目指して、ギリギリまで染めて縫っての日々でした。
光の注ぐkoenmaegalleryで布を広げて吊り下げて、「かわいいねぇ」と声があがったときのうれしさから始まったこの数日間はあっという間。
はまちゃんこと浜坂さんの心踊る器と動物たち、omiちゃんのお菓子に何層にも工夫の凝らされたプレート、なんともいい塩梅のバランス感覚でもって支えてくれたむーちゃんとあやちゃん、お越しいただいたりサポートしてくれた皆々様あっての時空でした。
えっ、ここまできていただけるなんて?と目を擦ってしまうような方々にもお会いできて、夢みたいでした。
「れもん喫茶と2人展」、心から、ありがとうございました。
しばらく展示は難しそう、これを当面の最後に、という覚悟だったけど、手を動かせば先が見えるし欲も出る。やりたいことはいっぱいあるなと思えたことも収穫です。
レモンも凍りそうな雪の北海道より、ご購入いただい麻風呂敷は札幌の消印にて発送、オーダー品は関東に戻り次第取りかかります。
Comments