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「繕いの会」


てぬぐいや風呂敷など、昔ながらの布に触れていく過程で、

生活のなかでひと針ひと針綴じられていった、

寡黙ながらも個性豊かな繕いの跡に心惹かれるようになりました。

自分でも、気に入りの衣類を繕ってみるうちに、

ますますその魅力に深くとらわれていきました。


チクチクやっているうちに、自分の心の手当てもされていくような、

針仕事の不思議。
すり切れて穴があいたものに布を当て、糸を通すと、

自分のかたちの地図があらわれるようで、わくわくします。

そんな楽しさを共有したくて、「繕いの会」を始めました。

おしゃべりしたりお茶を飲んだりしながら、

日々のほころびを繕いましょうという会です。
なかなか手をつけられなかった小さな穴をふさいで、

ちょっとスッキリして帰れたらいいですね。

穴があいたりすり切れた服や布もの、いろいろお持ちください。

日本や欧州の古い衣類に見られるシンプルな繕いの技法をもとに、

現代の家庭でもできる簡単な繕い方をご案内します。

おすすめは、繕いたいものをひとつではなくいくつかお持ちいただくことと、

靴下など、ざっくりした繕いでも愛嬌を楽しめるものを入れておくこと。
思い入れのある大切な服を繕う前に、そういったもので一度ためしてみると、

理解が深まり、繕いの表現の幅が広がります。
こんなの持って行くと恥ずかしいかな、というものも、

遠慮なさらずにお持ちください。

 

穴やすり切れの繕いのほか、
 取れ(かけ)たボタンをつけ直す
シミや汚れの部分にステッチを入れて模様に
くたびれたタオルで雑巾をチクチク
など、暮らしのなかで宙ぶらりんになっている布作業も大歓迎。

針、糸、道具類にハギレなど、たくさんご用意してお待ちしております!

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